一心行の大桜
  
 2004年4月4日。今日は九州で多分最も有名な桜「一心行の大桜」を見に白水村に来ました。天気予報では晴れるとの予想だったのですが、阿蘇までの途上は雨模様。阿蘇山上道路では霧と、朝のうちは天候最悪(--)去年は雨で行くのを断念したので、今年は晴れて欲しい所です。
 駐車場に車をとめて、まずは看板のある所での一枚です。人多くて何人かの方の頭も写ってます(^^;
 遠景

 桜の南側には菜の花が広がっています。良くHPやパンフなどに載っている写真はこちら側から撮られたものですね。
 この桜ですが中村(峯)伯耆守惟冬が眠る墓地内の菩提樹で、大きさは高さ22m・幅30m、約50年前の落雷で幹が裂けて今のような姿になったそうです。H15年にDNA鑑定をした結果、山桜との結果が出たそうです。
 北側からの展望
  
 回り込んで阿蘇山側(北側)から撮ってみました。それにしても大きな桜ですね。
 車の列

 午後晴れる事を祈って、その間白水村の湧水巡りをすることにしました。車を動かすと後から駐車場に止めれるか判らなかったので、列車にのって行く事にしました。写真は駅に行く途中の道路です。桜方面への道は渋滞で車の列が続いています。
 池の川水源
  
 駅に行く途中で見つけた池の川水源です。岩下神社の境内に沸いている水源で、道路沿いにあり駐車場も完備されてるので、水を汲みに来る人も多いです。
 兜石

 この遊水地には兜石と言う石があって、この石が水で見えない年はと凶作、見えている年は豊作になると言われているそうです。
 南阿蘇鉄道 トロッコ列車 
  
 中松駅から隣の阿蘇白川駅まで列車の旅です(短いけど(^^;)幸か不幸か乗る事になった列車はトロッコ列車でした。写真の素材としては普通の電車なんかより断然こちらなのですが、この時期窓のないトロッコは寒い、通常運賃より割り増しで高くなるってのもあるんですよね(^^ゞ
 白川水源

 阿蘇白川駅から10分ほど歩くと白川水源の入り口に到着します。売店横から道を左手の川を見ながら歩いて行きます。
 白川水源 水汲み場 
  
 途中で環境保全料として百円(高校生以上)を支払って奥に進むとこの水汲み場に到着します。平日でも人多いですが、土日ともなるとさらに多くの人でごった返してますね。特にバスツアーのお客さんが到着した時はすごい事になります(^^;
 入り口近くの売店でもペットボトルを売ってますが、是非来られる際は水汲みの容器を持参で来られてください。日本名水百選の美味しい水を汲んで帰れますよ(^^)
 白川水源 湧き出し口 

 水汲み場から奥まった場所に、水の湧き出している場所があります。水温14℃前後の澄んだ水が毎分60トンも湧き出しているそうです。
 水の生れる場所 
  
 写真の中央砂地の部分を見ていただけると判ると思います。砂が巻き上げられて水がどんどん湧いています。阿蘇の山々に降った雨がココで湧き出すまでにどれだけの時間を旅してきたんでしょうね。ホント水は大切にしないといけませんね。
 阿蘇白川駅

 帰りは湧水巡りをしながら桜まで歩いていこうと言うわけで、と中通りがかった阿蘇白川駅前です。多少日差しも差してくるようになりました。桜に戻る頃には良い天気になってるのではないかと(^^ゞ
 明神池名水公園
  
 駅を通り過ぎてしばらく歩くと明神池名水公園の看板が。行ってみると水を汲んでいる人で一杯いらっしゃいました。
 明神池名水公園 水汲み場

 湧き出し口の横が水汲み場になっています。白水村では白川水源についで規模の大きい水源だそうで、ココの水を飲むと子宝に恵まれると言う言い伝えから「誕生水」と呼ばれているそうです。
 吉田城御献上汲場 
  
 行き掛けのトロッコ列車から見えていた遊水地です。田園の中にあるこじんまりとした水汲み場ですが、昔この近くにあった吉田城の全ての水をここでまかなっていたそうです。
 水汲み場

 土手の保護のために周りがコンクリートで整備されてるので清潔感は抜群ですね。底の砂地から水が湧き出ているのが良くわかります。ココの水は灌漑用水はもちろん、周囲の家々の飲用水としても利用されているそうです。