四季彩の丘
  
 旭岳から一路美瑛にある四季彩の丘へ。美瑛では一番有名どころのお花畑みたいです。
 ロール君

 まずは牧草?で作った人形が出迎えてくれます。名前はロール君と言うそうです。(だから何だとか言う突っ込みはしないでね(^^;)
 ラベンダーと十勝連峰 
  
 入って左手奥にラベンダー畑がありました。遥か向こうにはと十勝連峰がそびえていて、中々壮大な風景ですね。
 お花畑 

 ラベンダー畑の先は丘の斜面になっていて、帯状に色々な色の花が植えられています。十勝連峰がはっきり見えてると、もっと綺麗な景色になったんですけどね(^^ゞ
 向日葵畑 
  
 斜面の一番下側では向日葵の花が一面に咲いていました。半逆光気味だったので、花が多少暗めになってしまったのが残念ですが、やっぱりこれだけ咲いてると壮観ですね。
 キンケイ草 

 まともに逆光だったので、太陽が雲に隠れた時を狙って撮ったのがこのショットです。一面キンケイ草の黄金色の丘の上に、木が一本ポツンと立っているのが印象的な風景でした。
 拾ってきた家-やがて町 
  
 四季彩の丘を出る時点でもう時刻は15時半前。日も傾いてきて雲も出てきてるので風景撮影は止めにして、ラベンダーと並んで富良野のもう一つの観光所、「北の国から」ロケ地巡りをする事にしました。やってきたのは舞台になった麓郷と言う地区にあるロケセットの展示場です。ここにはロケで使われた家々が建っていて、展望所みたいな所から全体を眺める事ができます。
 雪子おばさんの家 

 上の展望所は無料ですが、中に入って見学するには入場料(200円)が掛かります。と言うわけで入場料払ってまず目に入ってくるのが、「
北の国から 2002遺言」で登場した拾ってきた家です。五郎さんが由紀子さんの為に建てた家で、中央部はトラックのコンテナ、左右の窓が張り出している所はゴンドラを流用して作っているそうです。
 雪子おばさんの家 内部
  
 家の中はこんな感じになってます。女性の家のだからなのか、他の家に比べて綺麗で住み心地良さそうでしたよ。
 雪子さんのアトリエ

 拾ってきた家の向かって左側は雪子さんのアトリエになっています。
 雪子さんのアトリエ 内部
  
 雪子さんの日常は最初の日に行ったニングルテラスにある森のろうそく屋で働きながら、ここでろうそくの造詣作品を作ったり、古着で裂き織物の作品を作ったりして過ごしていると言う設定だそうです。
 正彦とすみえの家 

 続いて「正彦とすみえの家」へ。中畑和夫の娘すみえとその旦那の為に五郎が建てた家です。
 正彦とすみえの家 内部
  
 この家の完成を目前にして、和夫の妻みずえがガンで亡くなり、和夫がこの家で泣いていると言うシーンが「'02 遺言」でありました。この話は中畑木材のモデルになった麓郷木材の社長の中世古さんの奥さんが癌で亡くなった実話が元なのですが、撮影と同じくして、和夫役の地井武男さんの奥さんもガンで闘病生活の後亡くなられていたと言う、悲しいエピソードがあります。
 五郎さん4番目の家 

 「'92 巣立ち」で使用された、五郎さんが4番目に住んでいた家です。中畑木材のオガ小屋を改造して建てたものだそうです。
 五郎さん4番目の家 内部
  
 五郎さんがこの家に住んでいた時には、純は東京、蛍は旭川に住んでいたと言う設定でした。男の一人暮らしのためか、作業小屋みたいで一番暗い印象の部屋でしたね。
 純と結の家 

 最後は「'02 遺言」で結婚した、純と結の為に五郎さんがこっそり造ってると言う設定の家です。設定上では順と結は富良野の街中に住んでいる事になっていて、いつかはここに来て欲しいと言う願いなんでしょうね。ドラマではバスを持って来るトコまではあったのですが、その後建設を続けて2004年12月に完成したそうです。
 純と結の家 ダイニングキッチン
  
 靴を脱いであがった正面がダイニングキッチンになっています。対面キッチンになっていて、今風の人好みの作りですね。
 純と結の家 居間

 右側はバスの後ろの窓を利用した居間になっています。ソファもあって中々居心地よさそうです。
 純と結の家 風呂
  
 ダイニングキッチンの横にある風呂場です。石で囲われた五右衛門風呂ですね。外の景色も良く見えて、風呂に使ってる最中に森からキタキツネとかがやって来そうです。
 純と結の家 個室

 ちょうどバスの前面に当たるところを利用して、個室が作られています。ドラマで結婚した純と結ですが、その役を演じた吉岡秀隆さんと内田有紀さんも2002年に結婚されましたね。挙式は当然富良野で行われたそうです(^^)
 五郎さんの羊
  
 純が五郎さんの誕生日にプレゼントした羊だそうです。去年は子羊が2頭生まれたとか。
 麓郷の森

 拾ってきた家から車で数分。麓郷の森に到着です。ここにもロケで使われた五郎さんの家が展示してあるのです。
 黒板五郎の丸太小屋 
  
 昭和56年10月から始まった連続テレビドラマで使われた、五郎二番目の家の丸太小屋です。ドラマではその後「'84 夏」で焼け落ちた事になっていますが、焼けたのは別に作ったセットで、実際の家はこの場所に保存されています。
 黒板五郎の風車小屋 

 森の奥の方に行くともう一軒の家が。「'87 初恋」で登場した、五郎さん三番目の家です。屋根の上に付いている風力発電用の風車が特徴ですかね。廃屋を利用して作ったそうで、なんか寂れた感じですね。
 五郎 石の家 
  
 麓郷の森から車で5分ほど。さらに駐車場から歩くこと数分、「'95 秘密」で五郎さんが建てた石の家がある場所に到着です。写真は展望台からの風景です。
 石の家 全景 

 ここも展望台は無料ですが、中に入るには入場料が要ります。まあ、200円ですので、折角だから中に入ってみることにしました。
 石の家 石風呂
  
 上の写真で人が覗き込んでる所が、この石風呂のあるところです。「'02 遺言」で純と五郎が入っているシーンが記憶に残っています。
 石の家 内部

 真ん中のストーブが、純と結の家にあったのと同じですね。写真は土間ですが、左手には板張りの居間みたいな場所もありました。
 北の国から巡りもここで終わりと言うわけで、この後は今夜の宿のある札幌へ向かいました。
 うに丼
  
 最後の夜ぐらいは豪華な食事をと言うわけで、ホテルに付いた後、札幌の町中へ。ついたのが「うに むらかみ」。ここのスペシャル生うに丼が食べたかったんですよね。いや〜美味しかったですよ♪ちなみに2,100円也(笑)
 札幌 テレビ塔

 うに丼を食べた後、大通公園まで歩いて見ました。予定ではこの後すすき野まで行って札幌ラーメン食べるつもりだったのですが、今日一日は相当動き回ってたせいか、疲れてたのでこの写真を撮ってからホテルに帰りました。

六日目、そして旅を終えて

 今日はこの六日間の中で、最も天候に恵まれて充実した日だったように思います。勢い写真の枚数も増えて、レポも一日としては最多の三ページに及んでしまいました(^^;いや〜それにしても大雪連峰って登って楽しい所ですね。特にこの時期は花あり雪ありと、九州では味わえない風景に圧倒されます。北の国からのロケ地巡りも、ホントはもっと色々な場所があるのでしょうが、2時間程度では家巡りをするのが限界ですね。なんか北海道って行く度に周った場所よりも、次に来た時に周りたい場所ってのが増えて行く困った場所のようです(笑)
 最終日の七日目は朝からホテル隣の札幌駅に行き、そのまま千歳空港へ直行。早めに搭乗手続きを済ませて、おみやげ物を買ってたぐらいですのでレポはなしです。全体を振り返ってみると、一昨年と違って天候に恵まれたとはいえない日々が多い旅でしたが、富良野・美瑛近郊の大まかな所はほぼ周れたのではないかと思っています。富良野のラベンダーや、美瑛の丘など、人の手があるがゆえの風景も綺麗でしたが、それを上回る黒岳・浮島湿原・旭岳等の自然の美しさにはホント感動させられっぱなしでした。何回来ても北海道には心踊らされる所がありますね。またいつ行けるか分かりませんが、いつまでもこの景色を残しておいて欲しいと思いました。

 P.S この旅の途中で、知床が世界遺産に指定されました。嬉しいのと反面、自然がより荒らされるのではないかと言う心配もしています。同じ自然遺産の屋久島などでは縄文杉を傷つけるなど心無い人々の行為などが問題になってきています。素敵な場所ですので、是非多くの方に行って貰いたいとは思っているのですがね(^^ゞ